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日なたの窓に憧れて

黒伯爵は星を愛でる

:::黒伯爵は星を愛でる 10巻53話感想:::

更新日:

花とゆめ2017年9号に掲載、
黒伯爵は星を愛でる53話の感想です!
コミックスでは10巻に収録になると思われます♫

今回、泣きました(´;ω;`)
エスターの涙もそうだけど、レオンの涙がこれまた涙を誘います…。

前回までのあらすじ

ジェイルを殺した罪を着せられ、処刑台にかけられそうになるレオンでしたが、クリス達の援護により形成は逆転。
ジェイルが生きていたことが分かり、アーサーは追い詰められます。
そしてレオンは、銀の剣でアーサーにとどめを…!!

10巻53話のあらすじ・感想【ネタバレ注意】

レオンにとどめを刺されたその時、アーサーは今までのことを思い出します―。

クリス、ジェイル、そしてもう一人の吸血鬼。
その3人がこの世界で一番最初に生まれた吸血鬼だと知られていました。
彼らがいつから生きているのか、それを知る者は3人以外に誰もいません。

アーサーの物心がついた頃には既に、その3人は吸血鬼の頂点にいました。
3人は仲が良く、昔はジェイルとクリスも友人関係でした。
けれどある事件をきっかけに、ジェイルとクリスは袂を分かちます。

クリスは人間と共存する道、
ジェイルは今まで通り人間を食糧とする道―。

大半の吸血鬼は実質の王であったクリスに付き、人間との共存を選びます。
けれどそこで、アーサーはもう一方のジェイル派についたのです。

人間なんて食糧としか見ることができないし、
いつもにこにこしているクリスは生理的に好きではなかった。
それならまだ、無愛想で冷徹に人を狩るジェイルの方が自分に近いような気がした。

そんな理由でジェイル派についたアーサー。

アーサーはジェイルに目をかけられ、めきめきと頭角を現していき、いつしか彼の右腕に成り上がります。

ジェイルを慕っていたアーサーでしたが、ただひとつ気に入らないことがあった…。

それは、ジェイルがクリスの元に度々足を運んでいたこと。
人間に迎合した男と、何を話すことがあるのか。
それを考えると、静かだったアーサーの心にわずかに小波(さざなみ)が立つのです。

そしてその小波は、数百年後さらに大きくなります。
それはジェイルが、メグという人間の女性に恋をした時。

吸血鬼と人間の間で揺れるジェイル。
子を宿したメグが姿を消してからも、彼は苦悩し続けました。

冷徹に人を狩ってきた、アーサーが同調を感じた吸血鬼の王の姿は、そこにはありませんでした…。

自分が彼を元のあるべき姿へ戻さなければならないと感じたアーサー。
吸血鬼と人間の関係を絶つために、クリスの姿を装いウィンターソン当主の家を襲撃します。
そして行方をくらましていたメグを見つけ出し、彼女を病死に見せかけて殺すよう仕向けました。

けれどそれは逆効果でした。
メグの死を知り、ジェイルは生きる気力さえ失くしてしまったのです。

そんな彼に、王である資格はない―。
弱々しいジェイルの姿に、憎しみさえ覚えたアーサーは彼を殺すことに決めました。
自分の手は汚さずに、数年前から彼の傍にいる目障りなユアンを使うことにして。

ジェイルはユアンを、失った自分の子供と重ねてでもいるのか。
そう思うとより目障りに思えてくるのでした。

ジェイルを殺した罪は、ウィンターソンの若き当主に被せてしまえばいい。
そうすればジェイルもウィンターソンも同時に始末することができる―。
計画は完璧でした。
それなのに何故―。

クリスにとどめを刺されたジェイル。
薄れゆく意識の中で、憎しみを込めた目でエスターのことを睨みます。

ジェイルを変えてしまった、忌々しい女の娘…。
あの娘が血を与えていたなんて、ジェイルが生きていたなんて…。

ジェイルが近づいてきて、自分にとどめを刺しに来ます。

ジェイルが、クリスに、メグに、ユアンに情をかけるのが気に食わなかった。
彼は自分と一緒で、そんな感情とは無縁な存在なのだと思いたかった。

けれど、彼に首を刎ねられる今になって分かる。
幼い頃に「期待しているぞ」と言われて、心のどこかで喜んでいる自分がいた。
その言葉を胸に、彼の右腕にまで成り上がった。

自分が彼に抱いてたこの思いこそが、"情"だったのだと―。

アーサーの首を刎ねる前のジェイルの表情からは、何とも言えない悲しさが見て取れます。
アーサーは、自分もまた、ジェイルに情をかけてもらってたこと、気づいたでしょうか…。

 

彼は、ただジェイルの選んだ道を信じていただけ。
途中で人間に恋をしてしまって変わってしまったのは、ジェイルの方だったのです。
言わば、ジェイルに"裏切られた"のです。

もちろん、レオンの両親やメグを殺したのは許せませんが。
なんだか切ない最期ですね...。。

アーサーの体は、じきに灰になっていくだろうとクリス。

これで全てが終わり。

けれどアーサーが死んでも、メグやレオンの両親が還ってくることはない。
エスターとレオンの心は完全に晴れることはありません…。

それでもジェイルに

「ふたりとも、本当にすまなかった。そして感謝する」

と言われると、ホッとするエスターなのでした。

すると気が抜けて、視界が真っ白になっていきます。
クリス、お父さんが自分を呼ぶ声を聞きながら、意識が遠のいてきます...。

**

エスターは夢を見ます。
お母さんが目の前に立っている夢。
エスターはお母さんに声をかけます。

「私ね、お母さんが愛した大切なひとに会ったよ」

お母さんは優しい笑顔を見せてくれます―。

**

そんな夢を見ながら、涙を浮かべて目を醒ましたエスター。
するとレオンが心配そうにこちらを覗き込んでしました。

貧血で倒れたエスターを、ホテルまで運んできてくれたそう。
本当に心配そうなレオンが可愛い。

「夢を見ました。お母さん笑ってました」

とエスターが涙をためながらも笑顔で話すと、
レオンも涙を流します。

「俺もさっきうとうとして、父と母の夢を見たよ。
湖の向こうで手を振って笑っていた」

エスターはレオンに手を差し伸べます。

「終わったんですね」

「ああ、これでぜんぶ終わりだ」

大きなことを成し遂げた二人。
やっと全て終わったのだと実感し、しっかりと抱き合うのでした。

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初めて(?)見たレオンの涙にもらい泣き…!!
アーサーが死んだからといって、両親が還ってくることはない。
夢に出てきた両親が笑ってたことで、少しは気持ちが晴れたでしょうか…。
ホントに、エスターもレオンも頑張った。
これからは、2人に幸せに過ごしてほしい…!!(´;ω;`)

ってかこれで正式に結婚式とかできるの?どうなの?
おばちゃんは早くエスターの花嫁姿が見たいよ。笑
まだ試練があるの??どうなの??
次号に注目ですね…!!
ちなみに次号、巻頭カラーだそうです♫

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