ベツコミ2017年12月号に掲載、
『クイーンズ・クオリティ』最新話29話の感想です♫
コミックスでは6巻収録になると思います!
前回までのあらすじ
夏休み、旧白虎の聖地で修行をすることになった文・玖太郎・アタル。
1日観光を終えた後で、白虎の使いの者と会いますが、、文が攫われて…!?
6巻29話のあらすじ・感想【ネタバレ注意】
文が船で攫われ、その後をボートで必死に追いかける玖太郎・アタル。
対岸に着いた頃には、2人の姿を見失ってしまいます。
きっとどこかに、白虎の隠れ里につながる入口があるはず。
2人は辺りを捜索し始めます。
それにしてもこの玄武男子2人、すっかり打ち解けちゃって。
アタルが「玖」って呼ぶのも定着してきてるし、いいコンビになりそうな予感。
…さてさて森の中の神社に辿り着いた2人。
そこで玖太郎は、祠に誰かが蹴ったような「足跡」が残ってることに気付きます。
その祠を動かすと…地下に続く階段が現れました…!
この隠し通路の先に、隠れ里があるはず。
グダグダ怖がるアタルを無理やり引っ張って笑、玖太郎はその隠し通路に足を踏み入れます…!!
**
その頃文は、夢を見ていました。
昔一緒に旅をしていた「先生」の夢―。
…目を覚ますと、目の前にはタカヤさんがいました。
ここは白虎の隠れ里、お屋敷の中の一室だそうです。
タカヤさんは文の夢の内容を聞くと、「またあとで」と言い部屋を後にします。
入れ違いに入って来たのは、湖のほとりで会った白虎の女性。
この女性は「小町さん」と言うらしい。
文が先代から貰った髪飾りを、一旦預かっていると言う小町さん。
大事なものなので返して欲しいと声を荒げますが、
「大事なものだからこそ」預かっていると言われてしまいます。
けれどこんなことで屈する文ではありません。
嫌がらせなら今まで色々受けてきた。
後で返してもらえるのなら、その時を待てばいい。
その言葉を聞いて、文のこれまでの人生に思いを馳せる小町さん。
「とてもつらい思いをしてきたのね。
それなのにこんなに立派に成長して。こんなに健やかに美しい人になって」
「がんばった、とってもがんばったのね。あの子もきっと喜んでいるわ」
と涙を流しながら文を抱きしめてくれます。
文はその優しさに、つられて涙が零れます。
そして彼女から、懐かしい誰かに似てるような"におい"を感じるのです―。
もしかして、文のお母さんのお姉さんとかなのかな…??
少なくとも、文にとって「敵」ではない存在であることは確か。
**
その頃玖太郎・アタルは、隠し通路を抜けて再び森に行き着いていました。
そしてそこで、白虎の者っぽい女の子と遭遇。
その女の子は、文の髪飾りを見せてきます。
文の命が惜しければ、自分に従え―
そういうことのようですが、少なくとも乱暴な目に遭ってるわけではなさそう。
というのもその子、文の髪飾りを見せた時、両手で丁重に扱っていたのです。
「口はあんなでも、人に敬意を払える奴ってこと。
細かいけど、そーいうとこに人の本質が出ると思うんだよね」
しかも文を取り返そうと必死な玖太郎を見て、どこか嬉しそうな表情を見せていました。
それだけ白虎の者が、文のことを大事に思ってるって証拠。
さすがムシ遣いだった時に色んな人を見てきただけあって、アタルの人を見る目はかなりのもののようです。
玖太郎に頼りにされて、アタルも嬉しそう。
さて2人が連れて行かれたのは、森の中にポツンとある小屋。
ここで「風呂に入れ」と言われ、その通りにするのですが…
その露天風呂にはお香が焚いてあって、
その香りのせいか2人はだんだんと意識がボンヤリとしてきます。
これは何かの術なのか…
しかし突如、露天風呂の外から文の声が聞こえてきます。
切羽詰まっているわけではなさそうですが、白虎の者に抵抗しているような声。
それを聞いて、玄武男子2人は風呂を飛び出します…!
裸一貫で飛び出そうとする玖太郎を、アタルが何とか制止ww
用意された浴衣を着て、2人はいざ声がする方に…!!
これが罠だとしても仕方ない、それならそれで受けて立つ。
さぁ2人に待ち構えているものとは…!?
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お香の匂いで、普段の力が出せないっていう感じになるのかな…
息の合ってきた玄武男子2人なら、なんとかこの試練も乗り越えられるはず。
白虎が文のこと、白の女王のことをどこまで知ってるのか…
その辺も気になるところです。
そして白虎は文の味方になってくれるのか。
次回も楽しみにしたいと思います!!