◆諦めてたまるか。駆逐してやる、この世から一匹残らず。
エレン、ミカサ、アルミンを幼い頃から知る駐屯兵団のハンネスさんは、この騒動後も3人が生きていると信じていました。
なぜなら彼らは、それぞれが生き抜く術を持っているから。
1人は高い戦闘技術を、1人は強靭な精神力を、そしてもう1人はとても賢い頭を持っているから…。
けれどその頃3人は、窮地に立たされていました。
巨人化したエレンは、人類の敵だと言われ兵団に追い込まれていたのです。
この窮地に立たされてエレンが思い出すのは、父と最後に会った時の記憶。
その時に渡された、家の地下室の鍵―
その地下室に、「巨人化の秘密」が隠されているかもしれない。
そこにはきっと、人類の希望になり得るものがある。
けれど兵団を納得させないと、それも叶わない。
そこで再びアルミンのターン。
エレンとミカサからの信頼を感じ、今まで自分自信を過小評価していたことに気付くのです。
アルミンの説得もあり、窮地を逃れた3人。
3人はピクシス上官の鶴の一声に窮地を救われ、破られた壁を塞ぐことに。
それにはエレンの巨人化の力が必要で、
これを成功させれば人類の味方だと身をもって証明出来るはず。
さっそくその作戦を実行しようとするのですが…
巨人化したエレンは、自分をコントロールすることが出来ずミカサを襲ってしまいます。
そして兵団の爆撃を受けて、動くのを止めてしまったエレン。
エレンの意識は、奥深くに沈んでいました。
アルミンは必死で彼の意識を呼び戻そうとします。
巨人に屈せず再び起き上がって欲しいという友の声は、エレンに届くのでしょうか―。
…3巻はアルミンのターンアルミンのターンちょっとだけエレンのターンって感じです。笑
アルミン可愛いよアルミン。
この3人の友情は、ホント見てて熱いです。
お互いがお互いを信頼し合ってて、認め合ってて…。
この3人が最後まで生き残ることを、願わずには居られません。
さぁ一度折れてしまったエレンの闘争心は、再び燃え上がるのか。
巻を追うごとに目が離せない展開となっております。
レーベル:別冊少年マガジン(講談社)
おすすめ度:★★★★★