ベツコミ2018年2月号に掲載、
『クイーンズ・クオリティ』31話の感想です♫
コミックスでは7巻収録になると思います!
前回までのあらすじ
白虎当主の案内の元、ウチガワにある聖地へと辿り着いた玄武組。
けれど玖太郎だけがはぐれてしまいます。
一刻も早く玖太郎を探そうとする文の前に、不思議な猫が現れて…!?
7巻31話のあらすじ・感想【ネタバレ注意】
文の前に現れた不思議な白猫は、玖太郎の元に案内してくれると言います。
けれど急いで連れて行けるのは文だけだとのこと。
急いで向かわなければ、玖太郎が危ない―。
その猫は、文の味方だと言います。
何者かはハッキリしないけれど、信じて付いて行くことに。
その猫に促され、猫を抱きしめると文は瞬間移動。
その瞬間、文は温かくて懐かしい感じを覚えます。
どこかで会ったことのあるような―。
**
その頃玖太郎は、自分の姿をした幽霊に苦しめられていました。
その幽霊は玖太郎の「本心」だと言い、言葉で弱みを突いてきます。
「どうせまた守れない、おまえが一番わかってるだろ」
文のことを守るなんて出来ない、きっと嫌われる、
亡くなった両親も失望している…
痛い所を突かれ、玖太郎は自我を放棄しそうになりますが…
そこに文と白猫が登場。
けれど玖太郎の姿をした幽霊が、文に取り入ろうとします。
「心配して来てくれたのか、文。ありがとな」
と文を抱きしめたと思うと、本物の玖太郎を指差し、
「あいつは偽物だ、いきなり襲ってきた。
偽物のゴミに騙されるかよ、戎具も出せない雑なモノマネに」
などと精一杯の悪意で侮辱します。
けれど本物の玖太郎がどちらか、文はすぐに見破ります。
「玖太郎さまは悪意だろうとムシだろうと、侮辱したり見下してあざ笑ったりしたことはないんですよ」
なぜならそうする必要のないくらい強い人だから―。
文が幽霊に立ち向かおうとすると、白猫が間に立ち、言葉だけでその幽霊を追い払います。
「時が来たのだ。正気を振り絞り己を取り戻せ。
務めを果たせ、『蝙蝠(コウモリ)』」
その幽霊は、悲鳴と共に玖太郎に謝り消えていきますが…?
幽霊は一時的に逃げただけのようで、また襲ってくるだろうとのこと。
白猫があの幽霊の正体を詳しく知っているようですが、ひとまずは満身創痍の玖太郎を安全な場所に連れて行くことに。
というのもここ聖地に降りしきる雨は、亡くなった人達の記憶の雫。
弱ってると濡れて悲しみが染み込んで、己の心を損ねてしまうとのこと。
ということで玖太郎を近くにあった樹の下へ連れて行き、雨が当たらないようにします。
玖太郎はかなり弱っており、メンタルもやられているよう。
自分は弱いと落胆する玖太郎を、文が励まそうとしますが、、
「おまえだってわかんないだろ!今の俺の気持ちなんて」
と声を荒げられてしまいます。
一瞬2人の間に気まずい空気が流れますが、すぐに玖太郎は自分の失態を謝罪します。
「ごめん、ひどい事言った。
ただの八つ当たりだ、自分でもなんでこんなに心が折れてんのかわかんないんだ」
こんなに情けない所、文に見せたくなかった…。
玖太郎は白猫に促され、弱った心を立て直すためにもしばしの間眠りに入ります。
そしてその白猫、一眠りして目が覚めたら、さっきの幽霊が何者なのか教えてくれるとのこと。
あの幽霊も、哀れな者で救いが必要だとのことですが…?
玖太郎が眠ってる間、玖太郎のことが好きだと白猫に見破られた文。
文はそれを素直に認めつつ、玖太郎には他に好きな人がいることを説明します。
「ふゆちゃん」という小さい頃から心に決めた人が…。
けれどその名前を聞いて、白猫は訳知り顔…?
そして一言、
「わたしはとってもとってもあなたの味方。
昔もいまも、これからも何があっても誰よりも」
と言うのです。
この猫の正体は一体…?
つづく。
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玖太郎を襲った幽霊は誰なんだろ。
玖太郎の両親のどちらかかな~?とか思ったけど。
白猫の口ぶりだと、どうやら呪いにかかってるようなので…
白虎門の大病で亡くなった時に、呪いがかけられてしまったのかなー?とか。
次回幽霊の正体が明らかになるかな??
そして白猫の正体も気になりますね。
実は文自身の本心?だから「ふゆちゃん」のことも知ってたり?とか。
あとはふみのお母さんだったり、小町さんの可能性もあるかな?
どちらも次回明らかになるでしょうか。
楽しみに待ちたいと思います!